今回は、お料理の話ではなく…

レストランでのマナー、みたいなことについてちょっと書きたいのです得意げ

文字ばかりのブログになりますので、

写真が見たいという方は飛ばしてくださいねニコニコ

最近、どの国に旅行に行ってもたくさん見かける中国の方々。

もちろん、日本国内でも、多く見かけますよね。

フランスでもしかりです。

ブランド物のブティックやデパートでは多く見かけるこの中国人観光客も

夜のレストランでは全く見かけることはありません。

三ツ星レストランに限らず、ありとあらゆるタイプのレストラン、ビストロ、ブラッスリー、カフェ、

本当に、見かけないのです。

ちなみに、アラブ系の方々も多くホテルに滞在されていらっしゃいますが、

ホテルのラウンジなどでは見かけますが、外のレストランなどで見かけることはほとんど無い気がします。

いつも、あの人たちは、どこで何を食べているのだろう…

と私たちは話しています。

アラブ系の方々は、宗教の関係もあって、食事内容も特殊なので、一般のレストランで見かけないことはなんとなく予想できますが、

なんでも食べる中国の方々、昼間にあんなに街中で見かけるのに、

レストランで見かけないのは本当に謎です。

さて、

今回、ポールボキューズにて、世にも恐ろしい光景に出くわしました…

そのお話をしたいと思います。

いざ、私たちの食事が中盤に差し掛かった頃、

入り口方面から一人の作業服風情をしたアジア系男性がふらりと入ってきて、一人店内をうろつき始めました。

まるで不審者です。

ウィングトップ?というのでしょうか、作業ジャンバーのような上着姿です。(50歳ぐらい?)

無言でうろうろ歩き回るその男性にレストランスタッフが話しかけますが、お構いなくうろうろ。

私たちも何事か?? と目を奪われます。

すると、その後ろから、朝の犬のお散歩帰り? のような服装のアジア系女性(アラフォーぐらい?)が二人入ってきて店内をキョロキョロ見渡します。

それらの人々を取り囲むレストランスタッフは困り顔。

何を話しかけても完全無視、なのです。(言葉がわからないのかはてなマーク)

そして、その中のアジア人女性が一言、

「Can I take a picture?」(写真撮ってもいいですか?)

「いいですよ」の返事を聞かないうちに、客がすでに座っているダイニングエリア全体をパシャリ。

私たち、思いっきり激写されちゃいましたショック!

どうやら、中国語普通語を話しているので、中国本土からのお客さんみたいです。

中国本土の人たちのフランス料理店での食事の光景を、パリではなく、

まさか、リヨンの三ツ星レストラン、しかも、50年三ツ星を取り続けている老舗中の老舗で初めて見かけることになるとは、

驚きました。

そして、彼らは「適当に」席を見繕うと、私たちの隣の席に「勝手に」席に座りました…ショック!ショック!ショック!

そこにもう一人の男性が登場。

同じく中国人です。(50歳ぐらい?)

総勢四人となったそのグループは、

三人がけの席に四人で座ろうとしているので、

従業員に「こちらは、三人がけのお席ですので、向こうに移動してください」と促されます。

MOF(※以下参照)をもらっているポールボキューズのスタッフを完全に翻弄、困らせています…ガーン

MOF(Meilleur Ouvrier de France)とは,フランス語で直訳は、”フランスの最優秀な技術を持つ職人達”。創設は1913年。第1次世界大戦での中断を乗り超え、現在まで約1世紀近く続いているこの言葉の持つ意味は、非常に重いとされている。フランスにおけるMOFの名誉は、日本で言う「人間国宝」に相当するともいわれている。洋菓子界で日本になじみがある方では、ピエール・エルメもこの賞の受賞者である。 ジャンルは、調理、パン、菓子、ワイン製造、等の料理関係だけではなく、レース(刺繍)、宝飾品、オートクチュール、ガラス加工、皮革製品、等約200種類。数年に1度コンクール形式で厳密な審査が行われている。受賞者は約7000人弱(2001年時点)。

私たちは、もう、その中国人たちに目が釘付け…目

その人たちは、私たちの斜め前の席に、まず全員だらしなく椅子に座ると、

全員が全員、両肘をつき、猫背、前かがみでスマホでチャットを始めましたガーン

最初に入店してきたスイングトップを着た男性は、椅子からずり落ちるんじゃないかというほどの姿勢で椅子にもたれかかり、首は斜めにうなだれています。

カメラ係と思しき女性はCanon6D一眼レフカメラで写真を撮りまくった後、スマホ3台をテーブルに並べてチャット。

その片手間で一人の女性がメニューを見ます。

他の人たちは全くメニューに目を通しません。

きっとわからないのでしょう…

最後に入ってきた男性は、私からはよく見えない位置でした。

注文を取りに来た男性がまた困惑します。

はっきりとは聞こえませんでしたが、

英語がなんとか話せる女性が注文を仕切っているようです。

スープをください。

なにやら注文がスムーズにいかないようなので、

私、どうしてもそちらのテーブルが気になります…

その女性は「We share.」「We share.」「We share.」を繰り返します。

ちなみに、「私たちは、分け合います。」です。

あの、

パイ包みのスープ・VGEを、分けて持ってこい、とはてなマークガーンガーンガーン

四人で、分ける、とはてなマークはてなマークはてなマーク

明らかに、MOF受賞スタッフは困惑しています…

ダイニングルーム片隅からは、ソムリエが表情を強張らせて彼らを凝視しています。

そのほかに、何を頼んだのかわかりませんが、

ビーフ、という言葉か聞こえたので、

おそらく、ロッシーニを注文したのでしょう… (ビーフステーキにフォアグラがONしたものにペリグーソースがかかったもの)

しかも、ロッシーニをウェルダンで注文ガーンガーン

しかし、注文するべき料理はおさえていたので、予習はしてきたのでしょう…。

さて、何やらまともでない注文が終わった後、

椅子からずり落ちんばかりに腰をかけた男は、

今度は前かがみになり、肘をつきながら配られたプティバゲットをまるかじりでガリガリと頬張ります。

その四人は特に会話することなく、

両肘をついたままスマホでそれぞれにチャットに必死。

「We share」とオーダーした、こちらの名品・スープVGEが一体どんなふうに手元に来るのか…

気になって仕方ない…

そして、もちろん、そのありのままの姿でテーブルに届きました。

すると、そのオーダーを仕切っていた女性は、

また「We share !!」を繰り返します。

おいおい、それをどうやって分けるっていうんだよ!!、と私も心から叫びたくなりましたが

彼らにとってそんなことはお構いなし。

さらにWe share!! を叫び続け、

困惑するMOF受賞スタッフにココット皿を用意させていました。

オーマイガーッですよ、本当に…ショック!ショック!ショック!

ポールボキューズスタップたちが本当に気の毒です。

彼らは、それを

肘をつきながら、スマホ片手にズルズルと食べました…

私の最愛のスープVGEを… なんてことする人たちなんだ…叫び

そして、次に運ばれてきたのは、ポタージュスープ。

これまた、一皿。

また始まります。「We share !! 」「We share !! 」

同じようにココット皿をもらい、

肘をつきながら前かがみになり、スープをズリズリ、

そこで気づいたのですが、

スウィングトップを着た、椅子からずり落ちそうに座っている男性は、先ほどから、何も食べていないのです。

最初に皆に出されるアミューズを食べ、出されたバゲットをガリガリまりかじり完食した後は、

何も食べていないのです。

ただそこに姿勢悪く座っているだけ。

さて、最初からその人たちのおかしな態度に大注目してた私たちですが、

そろそろ店全体にそのおかしな雰囲気が伝わったのか、

どの席の客もその中国人客に大注目し始めました…目目目

まさに、皆さんの目は、奇異なものを見るまなざし。

そして、次にやってきたのは

ルーアンクルート(スズキのパイ包み焼き)

私たちのオーダーとかぶってて、めっちゃ嫌…ショック!

それをまた、その一人の男性を抜いた、三人で食べます。

同じように、両肘をついて、前かがみ、スマホでチャットは続行中…ガーン

そして、何を思ったか、

その何も食べない男性が

手元にあったナイフでルーアンクルートのソースをつつくと

そのナイフをそのまま口元へもってきて味見!!

ナイフをペロリガーンガーン ギョエ〜!!

もちろん、両肘ついたまま。

さらに無言で皆はそれぞれにスマホでチャット。

彼らの異様な食事光景に、

レストラン内の全客人が好奇のまなざしで大注目していましたが、

彼らの目の前にはスマホの画面しか見えていないので、

自分たちが注目されているなどとは知る由もなく…

店員、食事客、全てが彼らの一挙一動に大注目していました。

次にロッシーニが。

ウェルダンにされた…ショック!そのロッシーニは

もちろん、一皿のそのままの姿で登場。

またまた「We share !!」という声が響き渡ります…

ああ、なんていう客なんだ…

見ているこちらが恥ずかしいやら、なんとやら…

そんな客にも対応しているポールボキューズの懐の深さが心にしみるよ…しょぼん

またもや、ただ座っているだけの男を除いた、3名でロッシーニをシェア、完食。

ここでもまた、同じですよ、

前かがみ、両肘付き、スマホでチャット、しながら、食事。

そうです、

彼らは、最初から最後まで、この姿勢、スマホチャットで片手間に食事を済ませましたガーン

チーズ・デザートは、食べません。

出されたプティフールをつまむと、

一眼レフカメラ+スマホ3台持ちの女性が、突然怒った様な表情ですごい勢いで席から立ち上がり、

何かと思って目を向けると

どうやら「勘定は私が持つ!!」と息巻いていたようで、それを

隣の食べなかった男性に制止され、席に戻る、という状況だった模様。

わけわからない…

食事が済むと、なぜだかわからないけど、

パラパラと間を空けて一人二人と席を立ち、いつの間にやら全員帰っていったようです。

私たちもホッとしましたが、

お店側が一番ホッとしたんじゃないのかな…

フロアの端で恐ろしいものを見るような表情で彼らを見ていたソムリエさん、お疲れさまでした…

しかしまぁ…

本当に…

幾ら何でも、あんなふるまいは許されない。

お金払えば何してもいいって、そういう世界じゃないですよね。

あえて言わせてもらいます。

厚顔無恥とは彼らのこと、アジアの恥

 

 

 

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